発がん性洗浄剤からの脱却を実現した洗浄プロセス改革

日系ステンレス部品加工メーカー(タイ)では、製造工程の慣習が原因で発がん性が疑われる洗浄剤を使わざるを得ない状況が長年続いていました。JFEは「洗浄剤を変える」のではなく「前工程から変える」というアプローチで、構造的な課題を根本解決しました。

目次

 

1.導入前の状況と課題

課題① 植物由来の特殊加工油という構造的問題

プレス加工で使用していた植物由来の特殊加工油は、一般的な安全な洗浄剤では落とせず、発がん性が疑われる洗浄剤に頼らざるを得ない状況だった。

課題② 作業員の健康リスクと企業リスクの両立問題

現地洗浄作業員の健康被害リスクが懸念され、万一の事態が発生した場合の企業リスクマネジメントへの影響も課題だった。

課題③ 代替洗浄剤の模索が袋小路に

洗浄剤の代替案を中心に模索し続けていたが、洗浄性を保ちながら安全な洗浄剤への切り替えは見つからなかった。

 

2.JFEの提案:ボトルネックの再定義

ステップ1:加工油の見直し ── 植物由来から鉱物由来へ

課題のボトルネックは「洗浄工程」ではなく「前工程で使用する加工油」と判断。植物由来の特殊加工油から鉱物由来(灯油)の加工油への変更を提案。試験を繰り返し、部品加工品質に問題がないことを確認した。

ステップ2:J CLEAN D(炭化水素系洗浄剤)への切り替え

加工油の変更により、発がん性が疑われる洗浄剤から「J CLEAN D(炭化水素系・臭気少・高品質・低価格)」への切り替えが可能になった。クリンビー社製洗浄機と組み合わせ、洗浄プロセスを刷新。

ステップ3:洗浄性・乾燥性の確認とアフターサポート体制構築

洗浄剤変更後も洗浄性・乾燥性に問題がないことを確認し、従来の洗浄クオリティを完全に担保。現地ナショナルスタッフによる継続サポート体制で、切り替え後の不安を解消した。

 

3.導入後の効果

安全性の確保

品質の維持

環境・SDGs対応

発がん性が疑われる洗浄剤を完全排除。リスクフリーな生産環境を実現

洗浄性・乾燥性に問題なし。従来の洗浄クオリティを完全に維持

環境・人体への配慮を体現し、SDGs活動に取り組む工場を実践

 

4.この事例で導入した製品

炭化水素系洗浄剤「J CLEAN D」

人体・環境への影響が少ない炭化水素系洗浄剤。鉱物由来の加工油や一般的な切削油に対して高い洗浄性を発揮します。臭気が少なく作業環境の改善にも貢献。

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クリンビー社製 炭化水素系洗浄機

J CLEAN Dとの組み合わせで最適な洗浄性能を発揮。現地調達・現地手配に対応し、海外製造拠点への導入実績が豊富な洗浄機です。

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5.同じ課題を抱えていませんか?

✔ 発がん性が疑われる洗浄剤の使用をやめたいが、洗浄性が担保できるか不安
✔ 海外製造拠点の洗浄工程を見直したい。現地対応できるパートナーを探している
✔ 環境・人体対応と洗浄品質を両立させたい

 

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